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礼拝メッセージ
2004年3月21日

「 めぐみ ( 二人の息子 ) 」
ルカの福音書15章11〜32節

   今回の聖書箇所はイエス様が話した幾つものたとえ話のなかで、一番有名で、神様の性質が一番分りやすくて、一番印象に残りやすいものではないでしょうか。最初にこのたとえ話をもう一度最初から見ていきましょう 。

11〜13節
   親が生きている間に財産の分け前をくださいという事が、変な話です。弟はもらったもので、 Family Business を発展させようとしたのではなく、お金にして家族を離れて遠いところに行ってしまい、遊び暮らして、財産を使い果たしてしまいました。

14〜16節
   弟は食べるのにも困るようになって、豚の世話をしていました。ユダヤ人にとって豚は汚れた動物で、その世話をするというのは普通ありえないことです。さらに豚のえさを食べたいと思うほどに追い詰められていて、なおかつ孤独でした。

17〜19節
   弟は自分の状態に気が付いた時、帰るところは父のもとだと考えました。さすがにもう子供としては帰れないだろうから、雇い人の一人にしてもらおうと考えました。彼は自分が間違った行動をとったことを認めていました。ここは罪人が罪を認めて (悔い改めて) 、神様のもとに立ち帰っていくことを表しています。

20節
   帰ってきた弟が見えた時、父は走ってきました。彼がまだ何も言っていないのに、かわいそうに思い、彼を抱きしめました。これが神様の罪のある人に対しての愛の表れです。

21〜24節
   父は弟を使用人にすることは、まったく考えていませんでした。父の愛が、悔い改めた弟の過去の罪を無かったものにしました。一番良い着物を着ることは、その人の社会的な地位を表し、指輪はその家の者ということを表し、くつは自由 (奴隷はくつをはかなかった) を表しています。肥えた子牛は特別な食事用の牛です。この子牛をほふって盛大なお祝いをしました。その理由は父にとっては、死んでいた息子が生き返り、いなくなっていたのが見つかったからです。これが、私達が悔い改めた時の神様の喜ぶ姿です。

25〜30節
   兄はおそらく家族の畑で働いていて、そこから帰ってきました。彼は、父が帰ってきた弟のために祝宴を開いていることに腹を立てました。そして父に「自分は父に仕え、戒めを破ったことがないが、子やぎ一匹くれたことがないのに、いいかげんな弟のために子牛をほふった」と訴えかけました。ここでの Key Word は「仕えた」、「戒めを破ったことがない」という二つです。この兄は、神様に仕えたこと、戒めを守ったことを神様に認めてもらおうとしている人たちを表しています。この福音書の世界のなかでは、パリサイ人、律法学者が代表的ですが、私達に置き換えるならば、「自分はあれをした、これをした」と言って、その行いによって救われると考えてしまう人、あるいはそういう思想をもった人と言えます。

31〜32節
   父は兄息子に、自分と一緒にいられることの幸せを気付かせようとしました。逆に弟は自分と一緒にいなかったのが、戻ってきたのだから喜ぶのは当然ではないかと教えました。

このたとえ話から学べること
   どんな状態にいる人でも、神様のもとに行くことができます。それは、本来私達が神様と持つべき関係になることを意味しています。それを、神様に立ち帰ると言います。

神様に立ち帰る方法:

  1. 自分の状態に気が付くこと。

  2. 神様と比較した時、まったく無力であること。

  3. 神様の前には罪があること。

  4. 自分の状態に気が付いたならば、神様の方に向かうこと。

  5. 祈ること。

   私達が神様に立ち帰ったならば、神様は私達を雇い人ではなくて、子供として迎え入れてくださいます。神様は私達が帰ってきたことを大喜びし、死んでいた状態から生き返ったと見られます。

   私達は行いによって救われるのではなく、神様の一方的な愛によって救われます。神様のめぐみと、あわれみによるのです。このことを勘違いしていると、自分よりもしっかりしていない人が救われた時に腹を立て、一緒に喜ぶことが出来なくなります。

   神様は私達が奴隷のように仕えることを望んでいるのではなく、神様との関係を喜ぶことを望んでいるのです。

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